埼玉永代供養の定泰寺 略縁起

略縁起

埼玉永代供養の定泰寺 略縁起
 当山は、定正山定光院定泰寺と号し、本尊阿弥陀如来を安置しております。現・御本尊様は、江戸は天和元年(1681年)に大仏師・法槁宗而によって作られたものと伝えられております。
 寺伝によると、開山は1300年代であり、室町時代に祐仙律師(応永10年/1404年 10月14日示寂)によって開かれました。また室町時代の永正(1500年代)の頃に栄雄和尚(永正5年/1508年 3月15日示寂)によって中興開山されます。江戸時代の元禄13年(1701年)になり、栄雅和尚(享保元年/1716年 10月4日示寂)によって現法流を相続し、現在は真言宗智山派に属しております。
ごあいさつ
 私は昭和41年に当山で生まれ、平成元年に宗立大学である大正大学を卒業し、その後数年間は地方公務員として奉職しました。平成5年に総本山智積院化主貌下より、当山中興第二十四世住職に任命されました。当時は地域住民100戸あまりの菩提寺で、先代までは教鞭をとりながら法灯絶えることなく寺を護ってまいりました。
 私は当山住職に任命されてから、平成5年にまず私財をなげうって自力にて山林を伐採し、墓地を造成しました。墓地内の通路も、大学時代の友人とコンクリートを流して造成しました。
 今振り返りますと、真夏の炎天下によくやったものだと思います。当時、公務員時代の退職金をはたいて植えた、カナメの垣根がとても懐かしく感じられます。
 その後、たくさんの方々の御縁をいただき、檀家様が増加してまいりました。また自らも身を引き締め、法務に専念してまいりました。その結果、平成14年に本堂を再建し、鐘楼堂なども新築し、山内を一新いたしました。平成15年11月22日には、盛大に落慶法要、稚児行列を厳修し、特設テントにて瀬川瑛子さんによる歌謡ショーが華やかに行われました。実に住職任命より10年目のことです。これもひとえに、広大なる御本尊様のご加護のもと、たくさんの方々のあたたかいご縁に支えられた結果だと心より感謝しております。また、平成20年には葬儀式場「にちりんホール」が落成し、ますます地域の方に開かれたお寺になっております。このにちりんホールは、太陽光発電システムを取り入れ、全館バリアフリー等で地球にも人にもやさしい施設となっております。
 当山はさまざまな仏縁を通して、壇信徒に限らず開かれたお寺、仏事などなんでも気軽に相談できるお寺として、少しでも皆様の心に安心を与え、はりのある幸福な毎日を手助けできればと願っております。 合掌
定泰寺中興第二十四世  山岡明浩

■平成15年11月22日 本堂落慶法要厳修
 永年の念願でありました、本堂、並びに山内整備事業は無事完成し、その報告法要が檀信徒、関係各位のご出席で、盛大に行われました。
庭儀法要イメージ 落慶法要イメージ 稚児行列イメージ
庭儀法要 落慶法要 稚児行列
祝宴の様子イメージ 瀬川瑛子さん歌謡ショーイメージ 瀬川瑛子さん歌謡ショーイメージ  
祝宴の様子 瀬川瑛子さん歌謡ショーの様子